イマドキの子

児童館に毎日来ている小学校1年生の女の子、Yちゃん・・・。くせっ毛のくるくるした、とても可愛い女の子だ。
4月から半年間、ほとんど声を聞くことが出来ずに、私達は「Yちゃんは、なんておとなしいのでしょう」と思っていた。

それでも、最近、急に慣れてきてたくさんお話しをしてくれるようになった。お家のこと、学校のこと・・・。


そして、先日・・・。

Y「学校の音楽会で、校長先生はドラえもんをやったんだよ。」
私「ノビタは、U先生で・・。しずかちゃんは、あの綺麗な音楽の先生がしたのよね。」
Y「(少し低めの声で)だれより(きれい)?」
私「(へっ?)私より・・(と、小声で答える)」
Y「ふっ・・。(と鼻で笑う)」

「ふっ」という笑い方が、怖かった。
この半年、Yちゃんは、猫をかぶっていたらしい。
あぶない、あぶな。ここで、強気に「あの音楽の先生より私のほうがきれい。」なんて冗談にも言ったものなら(本当に音楽の先生はおきれいなのですが・・・)、子供達の間でどんな噂になるのやら・・・。


もう、すっかり「女」の会話をしてくる小学1年女子にビックリしたり可笑しかったりの出来事だった。