[雑記]昔ばなし大学

field03032006-04-24

昨日は、佐久の春日温泉に、小沢俊夫先生の「昔ばなし大学」の講義を聴きに行った。


小沢先生は、世界中で語られてきた昔話を理論的に分析して、最近50年程前からの民話ブームの中で勝手に再創作されている昔話を見直し、理論にのっとった昔話を世の中に発信している。


昔話は、無知な年寄りが語っているものだから、それを文学的に素晴しいものに再創作した・・・なんていう考え方は、驕っていると・・・。
永い間、語られてきたものには、語り手、聞き手にとって一番良いものが残ってきているんだ・・・との説明があった。


具体的に、有名な出版社や、文学者が出している昔話を比較して、「これはありえない!」って所を見ていった。
有名な文学者というだけで、手にとって子供に読んで聞かせたりしてしまうけれど、それは良くないんだ・・・と感じた。


年に2日の講義が2回あって、全部で6回行われる。昨日は5回目。
1日に、1こま100分の講義を3こま聴くのも久しぶりで、疲れたけれど参加できて良かった。


写真は、この前とは違う「カエル」。
怒って、ゲコゲコと鳴いていた。
私・・・、カエルとか、カメって結構好きかも・・・。触るの平気だし、見ると嬉しい。