二人の魂・・

今日の「純情きらり」は、もう一度見たくて再放送分を録画予約して家を出てきた。


冬吾さんの言っていた言葉をもう一度聞いて、私の中で消化したい・・・。村山塊多の詩のことと、二人の魂のこと・・・。


冬吾さんが、村山塊多の詩を詠んでいましたね。村山塊多は夭折の画家として有名で、彼の絵は、長野県上田市にある「信濃デッサン館」にたくさん展示してあります。彼の力強い絵を見ることが出来ます。

そして、この「信濃デッサン館」と「無言館」は、すぐそばにあります。「無言館」は、第二次世界大戦で若くして亡くなっていた画家たちの絵が、彼らの書簡などと一緒に展示してあり、私は、行ったときの事を思い出すだけで泣きたくなってくる。まだ行ったことのない人には、是非行って欲しいところです。

「死ぬのは怖くないけれど、絵がかけなくなるのは怖い」と言った冬吾さん。22歳で死んでいった村山塊多の詩の部分を何度も繰り返し聞いて、よくわかりたい。



そして、「二人の魂が宙を漂う」こと・・・。

桜子と、冬吾、二人だけで分かり合える世界と愛情を感じあって、「それでいい」と思い合えた場面だった。こんな素敵なことを言えるから、冬吾はもてるんだろうな・・・。もし私が、こんなこと言われたら、この言葉を胸に、一生、生きていける気がする。


好きだから絶対に一緒にいる・・・っていうのだけが愛じゃないよね。「魂」という言葉が象徴していた。そういう風に思いあえる人と出会えたことは、本当に幸せだ。魂で愛を感じあえる人と出会えたと感じたことがある人は、優しさを持てる。


今まで、「私のために生きて!」「私を見て!」と言っていた桜子が「笛姉ちゃんのために生きて」と言えた。


さて、録画しておいたのを、もう一度見たら、また感じ方が変わっていたりして・・・