履修問題

ここ数日、高校の教科履修問題がTV等で取り上げられてる。


履修していなかった学校の取材ばかりして報道している。「受験のシステムがいけない」とか「地方には塾がない」とか、自分達がしたことに対して理由をくっつけている校長先生達。完全に予備校化してしまった高校。

そして、文科省で決めたことを守ってきた大多数の学校の意見はひとつも報道されない。受験校がすべてやっていたわけではないのに。


我が家の息子も高校3年生。理系の大学への進学を目指して勉強している。
県内では、国公立大学への合格者数トップの高校に在学だけれど、世界史はきちんととらされた。「外国人の名前が全然覚えられない」とぼやきながらテスト勉強をしていた。息子達が、受験には関係ない世界史をやっていたときに、受験用のお勉強をしていた学校があったわけだ。テレビで「毎日、受験勉強が大変です!!眠くなるからごはんも少ししか食べません!」と泣きながら訴えていた母親の声を聞きながら、「(生徒に罪がないのは承知しているけれど・・・)今まで、世界史やらないで地理やってきたんでしょ〜!」と言いたい。

県内で東大合格者トップの高校も、きちんとやっていたようだ。ずるしなければ、合格できない大学受験てことではない証明をしてくれているみたいで、なんか嬉しい。


君が代」を歌わない先生に対して「文科省で決めたことを守らない」と言って処分している一方で、文科省の決めたことを守らなくてもいいとしてきた実態。きちんと管理しなかった教育委員会のせいにする前に、ウソの書類を作って平気としてきた学校側(先生たち)のモラルの問題だと思うけど・・・。

特例を認めたら「きまりは、なぁなぁで崩していってもいいものです」と生徒は学習しますよ。