[子供]読み聞かせ

field03032006-06-04

私のいる児童館では、今年から、毎週水曜日は「読み聞かせ」をしようということになっている。いろいろあって、なかなか毎週は出来ないのだけれど、続けたいと思っている。


小学校の事務の仕事をしていた頃、図書館で「読み聞かせ」をした時に、子供達のわくわくする顔を見て、こちらのほうがわくわくした。それから、いつかまたしたいと思っていたので、児童館の勤務になったことで、また出来ることは嬉しい。


「読み聞かせ」は、やり方がいろいろあって、語る人の声や雰囲気にあったお話を選ぶのは大切だと思う。


私は、絵本めくりながら読むやり方より、朗読をして視覚的には全く何もないところから、子供の心の中に想像の世界を広げていくやり方があっているように思う。人の真似なのだけれど、「ろうそく」をつけて、子供達を別の世界に連れて行く。かすかな、ろうそくの匂いの中、少し怖いような、どきどきするお話をしている時が、自分では一番、自分らしい「読み聞かせ」をしている気がする。とは言っても、もちろん素敵な絵本も読んでいくけれど・・・。


先週は、「おはなしのろうそく(東京こども図書館刊)」第1集の中の「かしこいモリー」というお話を読んだ。このお話は、小沢俊夫先生の「昔はなし大学」という講座の第1回目で取り上げられたもので、私も聞いてドキドキしたものだった。

終わった後、20人程の子供達は、しばらく放心したような顔をしていて、それから拍手がおきて、ある小3の女子は「またやる時は、私が学校から帰って来るまで待っていてね。」と言いいに来てくれた。
お話が面白くて、子供の心をつかんだようだ。


子供の頃、NHKのラジオで「おはなしでてこい」という番組があって、大好きだったのを覚えている。

(どんどこどん・・どんどこどん・・・)でーこい!でーてこい!おはなしでてこい!おはなしでてこい!どんどこどんどん、でてこいこい。   は〜い。でてきた。でてきた。でてきたよ〜。

と始まったのを懐かしく思い出す。

その頃の自分に戻って、今度はそのわくわくする気持ちを、子供達に味わってもらいたい。

次は、何を読もうか・・・、それを考えるのが大変だ。



写真は、「読み聞かせ」で使う「ろうそく」。このろうそく立ての形は、なんとも言えずいい感じ。(10年くらい前に、小学生だった息子がお祭りで買ってきた。)
このろうそく立てが、私の手元にあるのも不思議。


下の写真は、庭の「ニゲラ」(和名「黒種草」・・・・霧の中の恋人とも言われるらしい)を、部屋に飾った。
毎年、こぼれ種でたくさん咲く。でも、八重咲きだったのに、全部一重咲きになってしまった。残念!