[雑記]今日読んだ本
今日、児童館の館長先生からお借りしていた本を読んだ。ほんの20分位で読めるのに、ずいぶん長い間借りていました。すみません。
読み終わって、嬉しい気持ちでドキドキしている。
読んだ本は、レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」
- 作者: レイチェル・L.カーソン,Rachel L. Carson,上遠恵子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1996/07/01
- メディア: 単行本
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レイチェル・カーソンについては、以前「沈黙の春」を読んだことがあったり、「センス・オブ・ワンダー」の映画を見たことがあった。
農薬などで自然が破壊されていくことに対して警鐘を鳴らした人として有名な学者のイメージがあったのですが・・・
この本を読んで感じたのは、「学者」以前に、「人間」として自然に対する感性が豊かな人だったんだ・・ということ。
それは、彼女の文章の豊かさと自然に対しての興味が、この本に凝縮されていて、この本を読むだけで、一緒に森の中を歩いたり、海辺で星を見たりした気持ちになったから・・・。
中でも、心に残った部分は・・・
◎子供たちが自然から受けるものについて・・・知識を詰め込むより先に、自然を通して感情や物事に対する興味を豊かにすれば、子供はおのずと知識を取り入れる。知識より感性を大事にした生き方をしようよ・・・・ということ。
◎自然に興味を持っている人は、死ぬまで、人生に飽きない・・・ということ。
この前、家族で「死ぬ前に思う事って何だろう・・・?」って話した。
私は、「毎年、次々と咲く大好きな花とか、気持ちのいい風とか雲とか、それらのものを来年は見ることが出来なくなるな〜。って思う」って答えた。
家族からは「俺たちより自然か?」って言われたけどね・・・。
なんだか、勝手に「レイチェルさんと気が合うな〜」と、素敵な友達に会ったような気がした。
写真は、庭の「ムラサキツユクサ」
今日は、ずっと曇っていたからきれいに咲いていた。写真はあまりきれいじゃないね。